住宅の断熱性で重要な断熱等級とは?断熱等級7について解説します!

住宅の快適性を表すものの1つが、断熱性能です。
また、断熱性能は私たちの目で直接確認するのが難しいことから、断熱等級という基準が設定されています。
そこで今回は、住宅の断熱性能を表す基準である断熱等級について解説します。
これから家を建てたい、建てる予定のある方は、ぜひ最後までご一読ください。

□断熱等級とは

断熱性が高い住宅では、夏の暑さを遮ることで室内が涼しい気温で保たれ、冬では寒さを遮ることで室内が快適な気温になります。
また、エアコンの使用料を減らすことにもつながるので、省エネ面から見ても断熱性能の重要性は高まっています。

しかし、住宅の断熱性能を目で見て判断することは困難です。
そのため、断熱性能を表すものとして断熱等級があります。

断熱等級とは、平成12年に制定された品確法に基づいて施行された「住宅性能表示制度」の中で、省エネ性能を表す分野です。
住宅性能表示の大きな特徴として、専門家の評価によって等級1、2、3のように分けられる点です。

このように表すことで、一般の人でも住宅の性能を簡単に把握できるようになり、安心して住宅を購入できます。

また、断熱性能はUa値という数値を用いて示します。
この数値が低くなるほど熱を通しにくく、断熱性能が高いということになるのです。
このUa値を低くして断熱性能を高めるには、熱損失量を下げるか、住宅の外皮面積を広くするか、どちらかを工夫する必要があります。

ちなみに、熱損失量を下げるためには、熱貫流率の低い断熱材を使用することで下げられます。
また、外皮面積を広くするためには、床断熱を基礎断熱にしたり、天井断熱を屋根断熱にしたりする必要があります。

□断熱等級7と他の等級の違い

2022年4月より新たに断熱等級5、2022年10月には断熱等級6、7が設定されました。
等級5はZEH水準レベルとなっており、等級6では一次エネルギー消費量が約30%削減可能なレベルで、快適な生活と省エネの両立が可能となっています。

これに加えて、等級7では一次エネルギー消費量が約40%削減可能になっており、HEAT20・G3グレードと同等レベルで、無暖房でも快適に過ごせる断熱性能となっています。

□まとめ

断熱等級とは、住宅性能表示制度の中の省エネ性能の分野のことです。
また、断熱等級は等級1、2、3のように表され、高くなるほど断熱性能も高くなります。
近年では、等級5、6、7も新たに設定され、より断熱性能が重視されるようになりました。
これから家を建てるという方は、この断熱等級を参考にして家づくりを進めるのが良いでしょう。

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