住宅を購入する際に多くの方が組む住宅ローン。
長期間かけてコツコツ返済する方もいらっしゃれば、一括で返済する方もいらっしゃいます。
今回は、住宅ローンを一括で返済するメリットとデメリットについてご紹介します。
住宅ローンを組んで住宅を建てようとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
□住宅ローンを一括で返済するメリット
住宅ローンを一括で返済するといったいどのようなメリットがあるのでしょうか。
以下で確認していきましょう。
＊利息をカットできる
住宅ローンは、返済期間が長いほど支払う利息の金額が増えます。
逆に、早期に一括で返済してしまえば、コツコツ返済するよりも支払う利息の金額が少なくなります。
つまり、早期に一括で返済することで、住宅ローンの総返済額を抑えられるのです。
＊新たなローンの借入可能額を増やせる
金融機関によるローンの審査で重要になるのは、年収に占める年間返済額の割合です。
住宅ローンを一括で返済することで、翌年以降の年間返済額に余裕ができるため、新たなローンの審査も通りやすくなります。
＊保証料が返金される可能性がある
住宅ローン保証料ありの住宅ローンを借り入れる際は、保証料を前払いするケースがほとんどです。
ただし、住宅ローン契約時に一括で返済した場合は、前払いした保証料が返金されることがあります。
□住宅ローンを一括で返済するデメリット
1.自己資金が少なくなる
住宅ローンを一括返済すると、自己資金がいっきに数千万円なくなります。
車や高級腕時計などの急な高額出費に対応できず、住宅ローンよりも高額な金利のローンを借りる必要が出てしまうこともあります。
2.手数料がかかる
住宅ローンを一括返済する場合は、手数料を支払わなくてはなりません。
もし住宅ローンの返済金額が残り少ないタイミングで一括返済すると、今後支払う利息よりも一括返済にかかる手数料の方が高いために総返済額が高くなってしまうかもしれません。
3.住宅ローン控除が適用されなくなる
住宅ローンを借り入れている期間は、年末時点の住宅ローンの残高に応じて所得税が減税される住宅ローン控除を適用できます。
一括返済すると、その時点で借り入れ期間内ではなくなってしまうため、住宅ローン控除の対象外になります。
□まとめ
住宅ローンを一括返済することで支払う利息の金額をカットできます。
住宅ローンの一括返済を視野に入れている方は、総返済額を削減できるようなタイミングで一括返済をするのがおすすめです。
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