玄関は人が出入りする場所であり、家の第一印象となる場所です。
少しでもおしゃれにしたいとご希望の方も少なくないでしょう。
玄関の設計を考える上で悩ましい項目の1つに、玄関の小窓の設置が挙げられます。
そこで今回は、玄関に小窓が必要かどうか、小窓を設置する際に知っておいていただきたい注意点をご紹介します。
□玄関に小窓は必要？
結論から言うと、玄関の小窓は必ずしも設置しなければいけないわけではありません。
というのも、玄関は北側に設置されることが多いので、小窓からの採光が期待できるかどうかは立地と間取り次第なのです。
とは言え、玄関に自然な明かりを取り入れたかったり玄関の風通しを良くしたかったり、そのような希望がある方は小窓を付けるのも有効です。
北側でも外が明るいうちは小窓から採光できるので、小窓を設置する目的を明確にしてから小窓をつけるか決めましょう。
□玄関に小窓を設置する際の注意点
玄関に小窓を設置する前に、小窓を設置することで生まれる注意点を知っておいてください。
＊プライバシーについて
玄関に小窓を設置すると、玄関にいる中の人の様子が影で外から分かることがあります。
曇りガラスでもシルエットの動きは分かるので、外から玄関の様子が見えるのが怖いという方にはあまりおすすめしません。
逆に庭を挟むなどして玄関からインターホンまでの距離が遠く、玄関に小窓があってもプライバシーが問題ないご家庭はあまり気にしなくてもいいかもしれません。
＊防犯面にも気を遣う
玄関の小窓は少しだけ犯罪リスクが上がることも覚えておきましょう。
特に玄関ドアの真近くに小窓を設置すると、窓ガラスを割って中からドアの鍵を開け、侵入してくるといった手口も報告されています。
また、玄関の照明がついているかついていないかが窓からの明かりで分かるため、家の中に人がいない時間帯を狙って空き巣が発生するケースもあります。
防犯ガラスにする、玄関ポーチなどで目隠しして明かりが漏れても気づかれないようにするなど、防犯対策は必ず考えておくのがおすすめです。
防犯カメラの設置も犯罪防止に有効なので、検討してみてはいかがでしょうか。
□まとめ
玄関はおしゃれにするだけでなく、機能性や利便性についても考えておく必要があります。
その点、玄関の小窓は採光や通気性を良くしてくれるので、デザインだけでなく実用性も見込めるでしょう。
一方で、環境によってはプライバシーが守られなかったり犯罪のリスクが上がったりすることも考えられます。
対策もしっかり施しておくのがおすすめです。
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