戸建ての和室にある畳が汚れて古臭く感じる、使い勝手が悪く活用できていないという方はリノベーションを検討するのがおすすめです。リノベーションでは、使える部分を活かしながら古くなったところを新しくすることで、使い勝手のよい空間に変えることが可能です。
そこで今回は、和室をリノベーションする方法やそのポイントについてご紹介します。
1.戸建てにおける和室のメリット・デメリットを知りリノベーションを行う
戸建て住宅の和室をリノベーションしたいと考えている人の中には、和室の残したまま和風にリノベーションするのか、洋風に変えるのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。リノベーションを具体的に検討する前に、まずは和室のメリットとデメリットをしっかりと確認しておきましょう。
1-1.和室のメリット
和室のメリットとしては、部屋を広く見せられる点があげられます。障子やふすまを活用することで、広々とした空間を確保できるでしょう。また、子どもの遊び場としてはもちろん、くつろぎスペースや来客スペースとしても活用でき汎用性が広いのも特徴です。
さらに、天然素材の畳は足腰にも優しく怪我をしにくいので、子どものいらっしゃる家庭に最適です。また、フローリングに比べて吸音性があり足音も抑えてくれるため、人の行き来がある場所に設置するのもおすすめです。
1-2.和室のデメリット
和室のデメリットといえばやはりメンテナンスのしづらさにあるでしょう。とくに、畳は傷みやすく交換に費用がかかってしまいます。水分をこぼしてしまった時も、フローリングであればさっと水拭きができるのに対し、畳は直接痛みにつながってしまいがちです。
日常のメンテナンスとしては、ほうきや掃除機でゴミを取り除いたあと、雑巾で乾拭きを行う必要があります。畳はデリケートな素材なので、メンテナンスには手間がかかります。
2.戸建てで和室から和室にリノベーションする方法
ここでは、和室へのリノベーションの方法について具体的にみていきましょう。
2-1.純和風の和室にリノベーション
古臭いイメージのある和室も、リノベーションを行うことで高級感のある美しい空間へ変身します。おしゃれに仕上げるためには、丸い大きなペンダントライトや床の間を照らすライトなど柔らかみのある光を活用しましょう。最近では、床の間を作らない和室や縁のない畳を使用する方法も人気を集めています。
2-2.畳のリフォーム
和室の空間を新しくリノベーションするのに欠かせないのが畳のリノベーションです。畳のリフォーム方法としては、新調だけでなく、裏返しや表替えという方法があります。裏返しとは、畳の表と裏をひっくり返してリフレッシュさせる方法です。
一方で表替えというのは、畳床を使いつつ畳表のみを新しくする方法です。一般的には、畳を使って3年ほどで裏返し、さらに3年経った頃に表替え、新調から15年程度経ったら新しく購入というのが目安になっています。
2-3.仏間を収納スペースに変える
古い戸建て住宅には、必ず和室に仏間が設置されています。しかし、現代では仏間を使う人が少なくデッドスペースになっているという方も多いのではないでしょうか。そういった場合には、和室のリノベーションと共に、仏間を収納スペースにリフォームするのがおすすめです。和室と相性の良い観音扉式の収納にすれば、違和感なく使用することができます。
3.戸建ての和室から洋室にリノベーションする方法
古い戸建てにあった和室を使いやすい洋室にリノベーションしたいという方も多くいらっしゃいます。ここではリノベーションのポイントや注意点をご紹介します。
3-1.床をフローリングに変える
戸建ての和室を洋室にリノベーションするためには、まず畳をフローリングに変える必要があります。リノベーションの中でも、一番大掛かりな工事となる部分です。戸建の場合には下地からやり直し、ほかの場所の床と高さを揃える工事が必要になります。無垢材を使用したフローリングにするのか、複合フローリングにするのかで値段も異なるので、ライフスタイルや好みに合ったフローリング材を選ぶようにしましょう。
3-2.建具を変更する
建具とは、ふすまや障子ドアなどを指します。モダンな雰囲気にしたい場合には、障子をそのまま残すという方法もあります。しかし、本格的な洋室にしたい場合には、障子を取り除きカーテンレールを取り付けたり、ふすまを洋風の引き戸に変更したりするなどの工事が必要になるでしょう。どのような雰囲気の部屋にしたいのかを考慮した上で、元の部分を生かす場所と新しく洋風にする場所を検討してみましょう。
3-3.壁を変更する
和室の壁は真壁であることが多いのですが、洋風にリノベーションする場合には、柱などが見えない大壁にリフォームするのがおすすめです。お洒落なクロスを貼って部屋の雰囲気を演出しましょう。また、リフォーム費用を抑えたいという場合には、真壁のまま残すという方法もあります。その場合、レトロモダンなあたたかい雰囲気に仕上げられるでしょう。
より洋風の雰囲気にしたいという場合、和室の天井は板張りであることが多いため、下地としてベニヤ板を張りクロスを貼って仕上げるのがおすすめです。
4.まとめ
今回は、戸建て住宅の和室をリノベーションする方法についてご紹介しました。古びた和室からもっと使いやすくおしゃれな和室に変更したい、メンテナンスのしやすい洋室に変更したいという場合には、リノベーションを行うのがおすすめです。和室のメリットとデメリットを確認した上で、暮らしやすい空間にリノベーションしましょう。
兵庫県姫路市にあります「株式会社ほっとほーむ」では、自然素材をふんだんに利用したあたたかい空間をリノベーションで実現します。使いにくいなと感じている方、戸建て住宅が古くなってきて設備を新しくしたいという方は、必要な部分だけリノベーションすることも可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
